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講座の著者略歴

三 橋 宣男
1942年:樺太生まれ
1965年:慶應義塾大学商学部卒業

現在 : 横浜貿易株式会社 代表取締役

通産省認可団体 日本中古車輸出業協同組合 理事
教育情報企画委員会 委員長
海外マーケット研究会 主宰

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海外市場調査モンゴル訪問代表団

日本中古車輸出業協同組合(Jumvea)は、9月20日〜24日の日程で、
「海外市場調査モンゴル訪問代表団」と銘打ち、モンゴルに中古車市場の視察を行った。
私も同組合の理事として、また中古車輸出業の発展のために今回の視察に同行した。

モンゴルについて

日本との時差は1時間、通貨はトウグリック。日本からのODAは無償で40億円、
物資、技術で年間14億円となっている。

一人当たりのGDPは1480ドル(2007年)、年々1.5倍ペースで上がっている。

1990年頃から、ロシアの実質属国的地位から西側に移行しており、鉱山資源によるバブル状態が続いている。最近では、少し減少傾向にある。

社会主義経済から資本主義経済となり、市場に変化が表れてきているが、多くの国民はいまだに豊かさを感じられていないようだ。

モンゴルへの中古車の輸出は、2007年は約1万8000台。2008年は6月までの統計で、約1万6000台。1年で倍近く伸びそうな手ごたえである。首都ウランバートルには、ディーラー、中古車専業の展示場は少ない。大規模店舗と呼ばれる会社が10数社ほどあるが、基本的には個人間売買が圧倒的に多い。

中古車の輸入に関して、右ハンドル、左ハンドルやオートマ、マニュアルの規制等もなく、人気もあまり変わらないようだ。

需要としては、燃費の良い車や、女性などは取扱易い小型車が人気と聞く。

産業貿易省経済貿易局シシミシ局長との会談では、中古車の輸入と同時にパーツや部品なども抱き合わせを希望してる風であった。

また、多くのドライバーは日本車を使用しているらしく、人気も高い。日本からの輸出車は、Jumveaの保証書を希望するなどの要望もあった。

中古車輸入協会の設立も示唆した。モンゴルでは、輸入の個人業者が多く、無法地帯に近い状態であるとのこと。

健全な業界作りには、組合は必須条件とし、ルールを尊守し組合の設立について意欲的であった。またその後すぐに、商工会議所への訪問も決まり先行きは安心といったところか。

ビジネスチャンスの開拓を目指して、2日に渡って、Jumvea主催の説明会、商談会をチンギスハーンホテルで開催をした。

同訪問団のテレビニュースが初日に流れたおかげか、延べ70人以上もの来場者が訪れた。さっそく商談に入る組合員もいたようだ。

今後のモンゴルについて

首都ウランバートルは、資本主義経済に移行して以来、毎年発展してきている。いわゆるバブル状態がずっと続いている状態だ。

現在では、少し陰りが見えてきたとはいえ、この状態は後5年は続くとみられている。経済発展のおかげで車の需要も増えてきており、新しいビジネスチャンスといえるだろう。

今回の訪問についての感想。

とにかくモンゴルは広い。アフリカ訪問のときも感じたが、日本国内に留まっているだけでは感じられない広大さとパワーを感じとることが出来る。

モンゴルの国土は日本の4倍、人口は50分の1。
日本の人口密度とは大きな違いがあるが、首都ウランバートルに一極集中しているのか、メインストリートはかなりの混雑であった。年配の方ははモンゴルの伝統的な衣装を身にまとい、若者は西洋風のファッションで、今後このモンゴルがどのように変わっていくのが楽しみでもあるが、モンゴルの伝統を失ってほしくはないとも感じた。

中古車の輸出に関しては、数年前から行っていたが、今回の訪問で、まだまだいけると実感した。

バブル状態が緩やかに下降してきているので、どんなビジネスでもそうだが、いち早く動き出すことが肝心なことは必須だ。

最後に、訪問初日が禁酒日でミネラルウォーターでの乾杯はなんとも味気のないものであった(苦笑)。

(2008.10.21)